きょうは、この季節を彩る珍しい花をご紹介します。
和紙の原料として知られる「ミツマタ」の花が安芸高田市で見頃を迎え、春の訪れを告げています。
ミツマタの花が咲いているのは安芸高田市向原町の渓流沿いにあるおよそ40アールの斜面で4000本余りが群生しています。
名前の起源となった3つに分かれた枝先には小さな黄色い花が春の陽光を受け眩しく輝いています。
向原町は、かつて紙すきなど和紙産業が盛んで戦後、この地に植栽されたものが放置され斜面に沿って広がったということです。
今年は、ここ最近の急な冷え込みで開花も遅れ気味ですが、谷いっぱい広がった黄色い絨毯は春の訪れを告げています。
【坂上地域振興会・岡 均会長】
「開花した時の甘い香り。そして、満開の時の伝統的な風景を楽しんでもらえば」
ミツマタの花は来月上旬まで楽しめるということです。
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